第6話 えっ?翻訳会社の社員は瞳がブルー?

念願の翻訳会社への入社が決まり、いよいよ初出社の日が来た。
指示通り、最初は手続きのために総務部に出社した。
「合格して良かったですね!」
試験官だった石田さんが声をかけてくれた。
彼女はショートヘアに濃い目の眉、ぱっちりとした瞳のスレンダーな美人だった。
でもよく見ると瞳の色が妙に黒い。
そうか、カラーコンタクトレンズなのか・・・。
カラーコンタクトレンズをした日本人を見たのは初めてだった。

「それじゃあ、手続きの書類と社内の規則について説明しますね」
丸テーブルに導いてくれた嵐山さんは、亜麻色の長い髪にゆるやかなウェーブのあるトロピカルな雰囲気の女性だった。つややかなマスカラのきいたラッシュの間から深い緑色の瞳がのぞく。
総務といっても、やっぱり翻訳会社はちがうな〜と気後れしながら説明を聞いた。

そしていよいよ翻訳部へ。
翻訳部のフロアの扉を開けると、受付当番の川上さんがすぐに出てきてくれた。
「あの、今日から入社しました沢崎です。よろしくお願いいたします。」
「あっ、よろしくお願いします。じゃあ、ここに座って待っていてくださいね。」
透きとおるような白い肌に黒炭のような黒いセミロングのストレートヘアがサラリとゆれていた。
彼女の涼しい瞳は明るめのブルーだった。
またしてもカラーコンタクトレンズ。

翻訳部の応接コーナーに導かれ、私はどきどきしながら座って待っていた。
ところが、いつまでたっても誰も来てくれない。
そのまま時間がどんどん過ぎていった。
10分、20分、30分・・・

すると、またしても美人の登場。
深煎りコーヒー豆色のワンレングスの長い髪ですっとはなすじの通った川中嶋さんだった。
「すみません、手違いで今日から入社されるっていう連絡が人事からきていなかったので・・・。今企画営業部の部長が来ますから。」
「すみません・・お手数かけます・・・。」
彼女のあまりの美しさに息がつまる思いをしながら、私は頭をさげた。

40分、50分・・・・
待ちはじめてから一時間がたとうとするときに、清楚でかわいい感じの面接官だった女性が登場した。
私の直属の上司の反町部長だった。
「ごめんなさいね。手違いがあって・・・。今日から翻訳企画営業部でコーディネートの仕事をお願いするので、よろしくお願いしますね。」
部長の顔を見て何だかうれしかった。
実は面接の時から、彼女が上司だったらいいのにな〜と密かに憧れていたからだ。

席につこうとしたところで、そばに立っている女性に挨拶した。
「今日から入社した沢崎です。よろしくお願いいたします。」
「あっ、東山さんのおともだちっていう?」
「あっ、そうです。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。私はバイリンガル校正の日向です。」
私が志望して不採用になった部署のひとだった。
日向さんは東大卒でイギリスの大学院の留学帰り。小顔で八頭身な彼女のつぶらな瞳はブルーグレーだった。

それから私は翻訳部の人たちに挨拶してまわった。
振り向くひと、振り向くひと美人ばかりで、しかもいろいろな色の瞳。
ただでさえ外見にコンプレックスのある私はめちゃくちゃ気後れしながら、入社初日は終わった。

後でわかったことなのだが、ちょうどこの時カラーコンタクトレンズのモニタリングをしていて、社内の希望者がモニターとして参加していたそうだ。

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ちなみにカラーコンタクトレンズといえば、安心なのがジョンソン・アンド・ジョンソン、シード、チバビジョンあたりでしょうか・・・↓




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posted by Emico at 14:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳現場のプチ事件
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