第11話 ドナドナ ドーナードーナー

ある晴れた昼下がり、
私は直属の上司である反町部長によばれた。
入社して一ヶ月目のことだった。
「あなたもそろそろ一人前になってきたから、今日から独立して営業とペア組んでもらうわね。」
とうとう小金沢さんの温室から巣立つ時が来てしまったのだ。

私がペアを組んだ営業さんは32歳くらいの営業マン。
私より一ヶ月ほど早く中途採用で入社してきたやや新人。
7つくらい年上ではあったが、腰が低いというかなんとなく気弱げだった。

私は彼がクライアントから預かってきた原稿の文字数をカウントしたり、レイアウトの料金を算出したり、発注がかかった翻訳を手配した

り、翻訳原稿の完成までの工程を管理したり、彼がクライアントに納品するまでのプロジェクトの管理をすべて担当することになった。
請求書やDMも私が書いていた。
60名ほどいるフロアにワープロ専用機が2台しかない時代だったので、作業はことごとくアナログだった。
一日に十数件の案件が動くので、仕事の管理には工夫が必要だった。
私は自分の必要な情報をシステム手帳にカード形式にファイルしていき、ペアを組んでいる営業マンと情報を共有するようにした。
クライアントの情報も連絡先や仕事の履歴などをカルテのようにファイルしておいた。
仕事を依頼した翻訳者についても、同じようにシステム手帳のカルテを作ってファイルしておいた。
翻訳の工程もそれぞれの案件ごとに工程表を作って、その日動きのある案件をシステム手帳の冒頭に差しかえてスケジュールを管理した。
他のひとはA4サイズのフラットファイルを使っていたのだが、サイズが大きく、ページのさしかえが面倒なので、煩雑になってしまうこと

が多かった。
そこで、自腹を切って試しにシステム手帳方式にしてみた。
すると、一ヶ所にコンパクトに共有すべき情報がまとまっていてわかりやすいと好評をいただいた。
それをきっかけに、だんだんとチームワークができてきた。
そして数週間後には、他の営業さんから「絶妙なめおとペアだよね」とひやかされるくらいに持ちつ持たれつな仕事はこびができるように

なっていた。
順調な滑り出しのように思えた。

ところが、一ヶ月もしないうちに事態は急変。
突然のペアチェンジとなった。
IT系企業で営業をしていた新人営業ウーマンが私を指名してきたのだ。
直属の上司である反町部長は、すでにペアの営業マンがいるから他の社員とペアを組むように言ったらしいのだが、なぜかその新人営業ウ

ーマンの要望が通ったらしい。

私は荷馬車にゆられる仔牛のように席がえをした。
所詮サラリーマンはドナドナだ。
自分の思惑とは別の次元に働く力で運命を左右される。
そしてこれが私の苦難の会社生活の幕開けとなった。

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私が翻訳者やクライアントの整理、プロジェクトの管理に使っていたのが、フランクリン・プランナー
もともとビジネスのタイムマネージメントのためのシステム手帳なので、工夫次第で使いやすくなりました。
フランクリンプランナーというと、成功哲学のツールなのかなと思うかもしれませんが、私は成功哲学の方は全く気にせずに、使い勝手の良さで選びました。
当時は、今はなき新宿の紀伊国屋のアドホック店という文具屋さんで購入していたのですが、今はネットでも購入できて便利になりました。

特に使っていたのは、 クライアント・プランナー プロジェクト・プランナーでした。↓

 

罫線だけのリフィルでカラー分けできますよ。↓

  

フランクリン・プランナーの手帳は、ポケット・コンパクト・クラシックの3サイズ。
コンパクトサイズだけはバイブルサイズのシステム手帳に入ります。
でも横幅がバイブルサイズよりちょっと広いので幅広なカバーを選ばないとだめなのです。
クラシックとポケットは独自の規格なので要注意です。

初めて使うならスターターキットが便利です。

デイリー・スターター・キット(日本語版)コンパクトサイズ  

ウィークリー・スターター・キット(日本語版)コンパクトサイズ 



システム手帳の使い方はアイディア次第なのですが、システム手帳に書いた目標をこまめにチェックして人生の目標も達成していくノウハウがマンガでわかるユニークなテキスト『手帳で目標を手に入れるフランクリン・プランナー活用ガイド』も手帳好きなら一読の価値ありです。

フランクリン・プランナーの純正手帳カバーにもかわいいデザインのものもあります。↓





現在使っているバイブルサイズのシステム手帳に入るかどうか気になるときは、無料サンプルももらえます。
フランクリン・プランナーのサイトの「資料請求」から請求してみると便利。

でも手帳カバーは、ペンホルダーを自分の使っているペンの太さに2100円でカスタマイズしてくれる手帳・財布・鞄のCカンパニーのシステム手帳カバーが私的には好きなのです。
特に、リフィルがたまってくると洋書のようになるビブロス・システム手帳 バイブル(リング径20mm)ケース付き
はデスクで使うならとっても使いやすいです。


手帳・財布・鞄のCカンパニーのWebショップはこちら↓
手帳・財布・鞄のCカンパニー



posted by Emico at 22:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳現場のプチ事件
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